仕事を頑張りすぎてうつ状態から双極性感情障害を発症！障害厚生年金2級を受給できたケース

1.発病からご依頼までの状況

Aさんは、ミスの許されない仕事をしていて、日々重圧を感じていました。昼間は外で仕事をし、会社に戻ってからは夜遅くまでデスクワークをする毎日でした。休日にも呼び出される日々が続く中、仕事の重圧と疲れで、体を壊しました。頭痛や不眠がひどく、食欲もなくなり、やせ細っていきました。

そんなAさんの様子を心配した家族が何度も病院へ行くことを進め、AさんはしぶしぶBクリニックを受診しました。そこでうつ病と診断されて、薬を飲み始めました。職場では、うつ病だという所を見せたくないので、元気なふりをして働き続けました。しかしついに限界を感じて、上司に相談すると、2週間の休暇を提案されたので、休むことにしました。

仕事に復帰してからも、うつ病だと言うことを隠して頑張りました。気持ちが高まってがむしゃらに仕事をして、突然調子が悪くなるということを繰り返します。転院したC病院で、双極性感情障害と診断されました。

職場では頼られると嬉しくなり、Aさんは頑張りすぎてさらに仕事量が増えていきました。しかし、会社の人員が増えて自分の仕事が減った事をきっかけに、急に力が抜けてしまい、次第に何もできなくなっていきました。休職しましたが、休んでも回復することはなく、退職しました。

退職後はうつ状態がさらに悪化して、一日中横になり、死にたい気持ちが消えません。うつ状態が続く中で、時々突然気持ちが高まることを繰り返しています。

これからどうしようと考える中で、「障害年金」という制度を知りました。自分にも該当するのではないかと考えたAさんは、インターネットで調べた結果、障害年金申請に精通している富山障害年金センターへ相談することを決意しました。

2.富山障害年金相談センターの見解

Aさんは病気のため、仕事をすることができません。生きるために、ご家族様の助け必要としています。そのため、当センターでは、障害厚生年金2級相当と考えました。

3.富山障害年金相談センターでのサポート

Aさんはご依頼いただいた時はうつの症状が重く、話をするのも大変そうでした。当センターでは出来るだけAさんの負担にならないよう、Aさんのペースにあわせて、申請に必要な情報をお聞きしました。

Aさんは、傷病手当金を受け取っていました。障害厚生年金と傷病手当金は同時に受け取ることができません。それらのルールについても丁寧に説明して、どのように申請を進めるかを一緒に考えました。

Aさんは当センターに依頼される前に、受診状況等証明書をご自分で用意しておられました。当センターではそれを預かって内容を確認しました。診断書は、Aさんからお聞きした内容を現在の主治医にお伝えして、作成を依頼しました。また、それ以外の書類については当センターで作成し、最後にすべての書類をそろえて、提出しました。

4.審査結果

審査の結果、障害厚生年金2級の支給が決定しました。

この知らせを聞いたAさんは、「自分のつらい状況がちゃんと理解された気がします」と涙を浮かべながら話してくださり、「これで少し安心して生活できそうです」と安心した表情を浮かべていらっしゃいました。

Aさんにとって障害年金は、経済的な支えとなるだけでなく、これからの生活を前向きに考えられるきっかけにもなりました。当センターも、Aさんの笑顔を見られたことを心からうれしく思っています。

5.富山障害年金相談センターより

双極性感情障害の方は、仕事を続けられなくなり、治療費や生活費で金銭的に悩む方も多いです。そのような方には、障害年金を受給することで、少しでも金銭的な心配を減らし、治療に専念していただきたいと思います。

しかし、障害年金の申請には、たくさんの書類の入手や作成が必要です。また、専門的な知識も必要になります。双極性感情障害の方にとっても、障害年金を自分で申請することは、とても大変です。うつの時には書類を入手するために動くことが辛く、躁の時には自分で申請ができる気持ちになっても、難しい書類の作成がうまくできないと、お聞きします。

当センターでは、たくさんの双極性感情障害の方をサポートした実績があります。お客様の体調に合わせて、一番良い方法を一緒に考えながら、寄り添ってサポートさせていただきます。20歳～64歳の方を対象に、初回30分の無料相談を実施しております。まずは一度お問い合わせください。

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