Aさんは友人と泊まったホテルで、夜にトイレへ行くため立ち上がろうとして、突然倒れました。
幸いにも友人がすぐに気付いて救急車を呼んでくれました。ホテルが病院から遠かったため、B病院への救急搬送に1時間ほどかかりましたが、何とか一命を取り留めました。検査の結果、右被殻出血と診断され緊急入院となりました。入院後すぐにリハビリを始めますが、左手と左足が動かない後遺症が残りました。
その後、回復リハビリ訓練を受けるためにC病院に転院し、懸命にリハビリを行いますが左手足の動かない症状は回復しませんでした。Aさんは、以前のように体を動かすことができず、もどかしく辛い思いを抱えています。杖や装具を用いても歩行は安定しません。そのため長い距離を移動する時は車椅子を使っています。痺れと痛みがあるため週に1回痛み止めの注射をしています。入浴はホームヘルパーに手伝ってもらっています。
休職中のAさんは、仕事に復帰できるかどうか悩んでいました。ご自身で何か生活の助けになるものがないか探していた所、知人から紹介されて富山障害年金相談センターにご相談に来られました。
Aさんは体を思うように動かすことができず、ご家族様や福祉の助けで生活しておられるご様子から、障害厚生年金2級相当と考えました。
Aさんは左手足が不自由なため、ご自宅を訪問して聞き取りを行いました。詳しくお話しを伺ったところ、Aさんは仕事への復帰を目指して傷病手当金を受給していました。傷病手当金と障害年金は同時にもらうことができず、受給が重なった場合は後から返還を求められます。そのため、当センターではAさんに丁寧に説明をして、納得していただいてから、Aさんが不利にならないよう注意して書類を準備しました。
当センターでは、Aさんが救急搬送されたB病院で受診状況等証明書の作成をお願いしました。次に、Aさんから麻痺の影響や身体の状態を詳しくお聞きし、C病院の主治医にAさんの状態が正しく伝わるように注意を払って、診断書の作成をお願いしました。
そして、出来上がった診断書に記入漏れなどがないかを確認して、申請しました。
障害厚生年金2級の支給が決定しました。Aさんは、治療費や訪問介護での金銭的な負担がとても大きいです。Aさんとご家族様は、支給が決定して大変喜ばれ、ほっとしたご様子でした。
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害を発症した場合、残念ながら後遺症が残ってしまうことがあります。リハビリしても体に後遺症が残ってしまった方や、働くことが難しくなった方は、是非一度ご相談ください。障害年金がもらえるかもしれません。
当センターでは、初回のみ30分間の無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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