Aさんは、ふとした瞬間に体のバランスを崩すことが増えました。職場で、振り向いた時に転びそうになったり、運んでいるお茶をこぼしたりするようになりました。Aさんの様子がおかしいと心配した上司から、病院に行くことを勧められたため、B病院を受診しました。
B病院では、MRI検査の結果などから、脊髄小脳変性症の疑いがあると言われました。さらに詳しく調べるためにC総合病院で検査を受けると「マシャド・ジョセフ病」であると診断されました。
マシャド・ジョセフ病は、症状が少しずつ進行していきます。自宅で掃除や洗濯といった家事ができなくなり、家族に頼るようになりました。壁や家具に寄りかからないと立っていることができなくなりました。職場に診断書を提出して、サポートを受けながら仕事を続けていましたが、体が思うように動かず、痛みも感じるようになったため、退職しました。
専門の資格を持っていたので、別の会社で障害者雇用として働き始めました。しかし、症状が更に進んで座って作業するのも辛くなり、仕事を続けることができませんでした。
現在は、さらに体を動かすことが難しくなり、日々の生活のために、ご家族様の助けが必要です。働くことができず、将来に強い不安を感じていたところ、B病院の相談員に紹介されて、富山障害年金相談センターにご相談をいただきました。
現在のAさんは症状が進行して、ほとんど自力で動くことができず、ご家族様の助けが必要です。働くこともできません。そのため、当センターでは障害厚生年金1級、又は2級に該当する可能性が高いと判断しました。
最初にAさんから、発病から現在までの詳しい経緯や、病気で困っていることを、丁寧にお聞きしました。Aさんは外出も難しいため、できるだけ負担のかからない方法で聞き取りをしました。
次に、現在通っているB病院の主治医に、Aさんが日々困っていることを具体的にお伝えして、診断書の作成を依頼しました。
最後に出来上がった診断書と、他の書類との整合性を綿密にチェックし、申請書類一式を整えて速やかに提出しました。
審査の結果、障害厚生年金1級の支給が決定しました。
働くことができず、今後の医療費や生活費などに大きな不安を抱えていたAさんとご家族様は、大変安心され、ほっとしたご様子でした。
マシャド・ジョセフ病などの進行性の病気は、発病してすぐは症状が軽くても、段々と仕事や生活で困ることが増えていきます。障害年金は、病名そのもので支給が決まるわけではなく、その病気によって「どれだけ日常生活や仕事に制限を受けているか」が審査のポイントになります。つまり、どれだけ困っているかをしっかりと診断書や他の提出書類に反映させることが極めて重要です。普段の診察の際には、自分がどれだけ苦労しているかを十分に医師に伝えられていないこともあります。当センターでは、患者様の状態が正しく医師に伝わるよう、様々なサポートをしています。
進行性の病気で、少しずつ生活が不自由になり、日々将来の不安と戦っておられる方、もしかしたら障害年金が助けになるかもしれません。ぜひ一度、専門家にご相談ください。
当センターでは、20~64歳の方を対象に、初回のみ30分間の無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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