Eさんは20歳より前に病気の兆候があったため、家族のすすめでA総合病院を受診しました。
時折悪くなることもありまたが、薬を飲んでいたので、症状が押さえられていました。
しかし、みんなが自分を見ている、話しかけてくる、などの症状が進み、自宅に閉じこもるようになりました。
障害年金のことを知り、生活の助けとなる障害年金の申請サポートをしてほしいと、富山障害年金相談センターにご来所されました。
Eさんにヒアリングしたところ、A総合病院での受診が最初ということでした。調査したところ、A総合病院では多くの科を受診していたので、初診の特定はとても困難でした。
そのため、ご家族様からもヒアリングさせていただきました。ご家族様は、B総合病院で受診していたことを思い出されました。
B総合病院では、B病院よりも前に受診したCセンターの紹介状が保管されており、それが初診日の特定につながりました。
現在受診している病院に出向き、ご家族様とともに、ご本人様が伝えきれていない症状をお医者様にお話して、診断書の作成をご依頼しました。
また、20歳の時に受診していたD病院に、診断書の作成をご依頼しました。
※障害年金は、提出された書類だけで審査されます。ポイントを押さえた内容で、診断書や病歴・就労状況申立書が書かれていないと、実際の状態よりも低い等級で決定されたり、不支給と判断されることもあります。残念ですが、お医者様のお仕事は病気を治療することで、障害年金申請の専門家ではありません。実態に合った等級に判断されるためには、専門家にご相談されることをお勧めします。
初診からの現在までの期間がとても長いので、ご本人様のお話を注意してお聞きし、3年~5年に分けて整理しながら申立書を作成しました。
書類を作成して提出しまた。発病してから現在までの期間が長いため、病状の部分で質問を受けましたが、すべて対応し、結果、障害基礎年金の2級(約78万円)が決定しました。
遡及も認められ総額約400万円の受給につながりました。
障害年金の受給が生活の助けになることを、とても喜んでおいででした。
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