Aさんは、少し見えにくさを感じましたが、忙しくてなかなか眼科に行けませんでした。そのうちに体がしんどくなりましたが、夏バテだと思っていました。しかし季節が変わってもよくならないので、B病院を受診しました。検査で糖尿病の疑いがあると分かったため、C総合病院の内科を紹介されました。C総合病院では、糖尿病と診断されました。しかし、同じ頃に、がんも見つかりました。命の危険があるので、糖尿病の治療よりがん治療を優先することになりました。
だんだんと目が見えにくくなり、車の運転も怖くてできなくなりました。虫眼鏡を使っても、文字がぼやけて見えなくなったことを看護師に伝えると、すぐに同じC総合病院の眼科を受診することになりました。眼科では、両眼ともに進行した糖尿病網膜症・白内障と診断されました。手術、レーザー治療、注射と様々な治療をしますが、視力は回復しませんでした。その後も、両眼の視力障害が進んでいます。
Aさんは、現在は白杖と単眼鏡を使用しています。視野が狭いため、人や物にぶつかってしまいます。一人暮らしなので、近くに住むご家族様に助けてもらっています。C病院の相談員に「障害年金」の事を教えてもらいました。相談員からの紹介で、富山障害年金相談センターにご相談をいただきました。
Aさんは日々の生活にはご家族様のサポートが必要です。目がほとんど見えないので働けません。B病院を受診した時に正社員だったことと、目の検査の結果から、障害厚生年金を受給できる可能性があると考えました。
はじめにAさんが受診したB病院で、受診状況等証明書の作成をお願いしました。次に、Aさんの了解をもらい、現在通院しているC病院の相談員さんとお話しして、障害厚生年金1級の可能性を探りました。そして主治医に診断書の作成をお願いしました。
最後に、必要な書類を揃えて提出しました。
障害厚生年金1級の支給が決定しました。これで安心して治療が続けられるとAさんは大変喜んでおられました。
Aさんは視覚障害で文章の読み書きが難しく、障害年金を申請したいけれど、自分で申請するのは難しそうだと当センターに相談に来られました。
今回Aさんは糖尿病の合併症で眼に重い障害が出たので、眼の障害として障害年金を申請しました。同じ糖尿病でも、例えば人工透析を受けていて障害年金を申請する場合は、申請方法が異なります。障害年金は、病名に対してではなく、具体的にどのような症状が出て、どのように仕事や生活で困っているか、という点で審査されます。そのため、障害に対してどのように申請するかは、それぞれの状況に応じて専門的に判断する必要があります。障害年金を考えているけれど、どの症状で申請すればよいか困っている方は、ぜひプロのサポートをご検討ください。
当センターでは、20~64歳の方を対象に、初回のみ30分間の無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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