Aさんは、長時間の移動が必要な仕事に長く勤めておられました。雪の積もったある日、玄関先で意識を失い雪の上に倒れているところを家族が発見し、B病院へ救急搬送されました。心室細動が発生して心肺停止状態でしたが、ご家族と救急隊による懸命な心肺蘇生と治療により、一命をとりとめました。
Aさんは、次に心室細動が起きると致命的なため、ICD移植手術を行いました。判明した病名は先天性QТ延長症候群でした。
Aさんはその後復職しましたが、発作が起きた時にすぐに医師による対処が必要なため、以前のような業務はできなくなりました。また、携帯電話などの電波がICDに影響を与えるため、してはいけないことが増えました。今までと同じ様に仕事や生活ができません。
いつ発作が起きるかわからないこと、だれかがそばにいて見守る必要があることから、将来を不安に思ったAさんがパソコンで検索して富山障害年金相談センターにご相談をいただきました。
ICD移植を受けており、以前と同じ仕事ができないこと、また日常生活においてご家族の支えが必要なことから、障害厚生年金3級相当と考えました。
AさんはICD移植後、半年間は車の運転が出来ないと医師から指示されました。そのため、富山障害年金相談センターに来所していただくことが難しかったため、こちらからAさんを訪問して、申請に必要な聞き取りをさせていただきました。
申請書類には、ICDを移植した事だけではなく、発症後にAさんの生活がどのように変わったかが正しく伝わるように記載しました。
障害厚生年金3級の支給が決定しました。障害年金を受け取れるのか心配していたAさんでしたが、支給決定の連絡をもらって大変喜んでおられました。
先天性QТ延長性症候群は不整脈を起こして突然死の原因となる遺伝性の難病です。今回Aさんは一命をとりとめましたが、ICD移植により生活に様々な制限を受けることになったため、障害年金が支給されることになりました。
先天性の心疾患や、ICD、ペースメーカーなどの移植後に生活で悩んでおられる方は、障害年金の受給対象かもしれません。一度、富山障害年金相談センターまでご相談ください。
病状などにより当センターまで来所が難しい場合は、訪問しての面談も対応させていただきます。初回のみ30分間の無料相談を受け付けておりますので、詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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