Aさんは、少し歩くとだるくなり、すぐに喉が渇くようになりました。他にも、トイレに行く回数が増えたり、体重が減ったりしました。おかしいと思っていたところ、会社の健康診断で糖尿の指摘を受けたため、B総合病院を受診しました。血液検査の結果、I型糖尿病と診断され、すぐに入院することになりました。退院後の治療は、食事療法と運動療法に加えて、毎日インスリンの注射を自分で打っています。仕事は軽い作業を行う部署に移動になりましたが、職場や同僚にI型糖尿病で苦しいことをなかなか理解してもらえず、仕事への意欲がなくなり、退職しました。
Aさんは転職し、体調をコントロールしながら、何とか働き続けました。月2回の通院が必要でしたが、B病院は平日の日中しか通院できないため、近くて通院のしやすいC病院に転院し、治療を続けました。
Aさんは、低血糖で仕事中に意識がもうろうとしたこともあります。また働けなくなったらどうしようと、将来への大きな不安を感じていました。
病気などで働けなくなった時に受給できるお金について色々調べたところ、Ⅰ型糖尿病で障害年金が受給できる可能性があることを知りました。インターネットで当センターを検索したAさんから、富山障害年金相談センターにご連絡をいただきました。
Aさんは状態が悪く、負担の少ない仕事しかできないことから障害厚生年金3級相当と考えました。
Aさんは、長い間I型糖尿病で苦労していました。そのため、遡及請求(障害年金を過去にさかのぼって請求すること)を希望されました。しかし、過去の記録を調査した所、認定に必要な検査をしていないことがわかりました。当センターでは、何とか遡及できないかと色々と模索しましたが、Aさんとご相談し、事後重症で請求することになりました。
申請のために、まずはAさんが最初に受診したB病院に連絡を取り、受診状況等証明書の作成を依頼しました。かなり前の受診でしたが、記録が残っており、無事に証明書を手に入れることができました。
次に、現在通院しているC病院に、診断書の作成と、そのために必要な検査を依頼しました。
最後に、必要な書類を揃えて申請しました。
障害厚生年金3級の支給が決定しました。思うように仕事ができず、収入が少ない中、毎月の治療費の足しになり助かると、Aさんもご家族様も大変喜んでおられました。
糖尿病と聞くと、生活習慣などが原因とイメージするのではないでしょうか。それは、Ⅱ型糖尿病と言われるもので、Aさんが発症したI型糖尿病とは異なります。I型糖尿病は、インスリンを作る細胞が壊れてしまい、インスリンがほとんど出なくなる病気なのです。現代医学では治すことができないため、毎日インスリンの注射を続ける必要があります。毎月高額の医療費もかかるため、障害年金を受給して、少しでも経済的な負担を減らし、安心して治療に専念していただきたいと思います。
今回申請したAさんは働いておられましたが、検査数値が悪く、また病気のために仕事に支障が出ていることが認められて、3級が受給できたと考えます。障害(病気)で働くことが難しくなり、困っているのであれば、受給できる可能性があるかもしれません。あきらめず、是非一度プロにご相談ください。
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