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20歳になる前から準備!知的障害・自閉症スペクトラムで障害基礎年金1級を受給できたケース

1.発病からご依頼までの状況

Aさんは、生まれたときに上手く呼吸ができなくて低酸素状態になり、新生児集中治療室に緊急搬送されました。1歳半を過ぎても、なかなか歩くことができず言葉も遅いので、B病院を受診して訓練を受けました。

小学校、中学校は特別支援学級に通いました。昼間も夜も、おもらしが続きました。中学3年生の時に、体調が悪くて病院を受診すると、糖尿病であることがわかりました。治療のためインスリン注射が必要になりましたが、ひとりではできないので、家族と一緒にしています。

中学卒業後は、高等支援学校に通いました。電車とバスを乗り継いで通いましたが、決まったコースを乗るだけでも、何度も練習が必要でした。就職することを考えて「障害者職業センター」で判定を受けると、重度知的障害者と判定されました。

卒業後は、A型事業所に就職しました。しかし、遊び感覚で来ていて、働いている自覚が足りないと言われ、1年ほどで退所しました。その後は、支援施設の生活介護に通い、ゲームで計算の練習をするなどの訓練を受けています。

食事は糖尿病のためカロリー制限が必要ですが、家族が見ていないと好きな物を食べてしまいます。今でも夜尿が続き、毎晩おむつが必要です。生活介助や入浴は、介護ヘルパーさんにお願いしています。多くのサポートがないと生活できないAさんの将来を、ご家族様は大変心配しておられます。障害年金のことは、富山障害年金センター所長の講演を聞いて知っておられました。Aさんがもうすぐ20歳になると言うことで、障害年金が受給できるか、当センターにご相談をいただきました。

2.富山障害年金相談センターの見解

入浴やトイレなど生活全般においてサポートが必要で、働くことも難しいため、障害基礎年金2級相当と考えました。

3.富山障害年金相談センターでのサポート

はじめにご家族様から、Aさんが生まれた時から現在までの日常生活の様子などを丁寧にお聞きしました。ヒアリングした内容をもとに、病歴・就労状況等申立書を作成しました。そして現在も通院しているB病院の主治医に、Aさんの詳しい状況をお伝えして診断書の作成をお願いしました。

最後に、必要な書類を揃えて提出しました。

4.審査結果

障害基礎年金1級の支給が決定しました。ご家族様は、「まさか1級になるとは思っていませんでした。将来のことを思うと本当に良かったです。」と大変安心されたご様子でした。

5.富山障害年金相談センターより

障害年金を受給するには、年金保険料(国民年金、厚生年金、共済年金など)を収めていることが条件となります。しかし、国民年金の保険料を納め始める20歳よりも前から、病気やケガがもとで障害の状態にある方(20歳前に初診日がある方)や、知的障害などの生まれつきの障害をお持ちの方は、障害基礎年金の対象になり、20歳の誕生日以降に年金の請求ができる場合があります。

ご家族様から、もうすぐ本人が20歳になるので障害年金を考えているとのお問合せをいただきます。知的障害などの先天性障害の場合は、病歴・就労状況等申立書という書類に、生まれた時からの生活や通院について書く必要があるため、書類の準備が大変です。お子様の障害年金を申請したいけれど、自分で申請するのは難しそうだとお悩みの方は、是非専門家にご相談ください。

当センターでは、通常は20~64歳の方を対象に、初回のみ30分間の無料相談を受け付けておりますが、20歳よりも前に障害を持った方については、20歳になる半年ほど前から、無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。

>>無料相談については詳しくはこちら

また、当センターでは障害年金についての講演も行っております。その一部をこちらで紹介しています。施設様、団体様、企業様などで、障害年金についての講演会、勉強会をご検討の場合は、是非お問い合わせ下さい。

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