富山県内で障害年金の相談なら、富山大学近くの富山障害年金相談センター　富山大学から車で2分

1.発病からご依頼までの状況

Aさんは右乳房にがんが見つかり、治療や手術のために何度も入退院を繰り返していました。職場復帰を目指して治療しておられましたが、今後の生活や金銭面に不安があり悩んでおられました。

ご主人が障害年金の事を知り、年金事務所に行き相談しましたが、自力での申請は難しく悩んでいたところ、入院先のソーシャルワーカーに相談し、富山障害年金センターへ連絡をいただきました。

2.富山障害年金相談センターの見解

ご依頼をいただいた時点では、癌が他の臓器へ移転し、治療を受けているところでした。ご本人は復職を希望し治療を頑張っておられましたが、当事務所の見解としては、日常生活全般に介助が必要な事から、障害基礎年金2級相当と考えました。

3.富山障害年金相談センターでのサポート

Aさんはかなり無理をして、闘病しながら仕事を続けておられましたが、再発後は休職しておられました。障害年金を申請するにあたり、客観的には現在の病状では業務に耐えられない事を、職場の上司の方にも協力をいただき、申立てさせていただきました。

また、Aさんは長く公務員としてお勤めでしたが、それ以前企業にお勤めの時期もあったため、国民年金、共済年金、厚生年金と複数の年金についての記録の確認が必要となりました。その結果Aさんの年金納付の履歴の一部が記録に反映されていない状態となっていました。当事務所では各所に対して必要な手続きを行い、提出書類を準備しました。

4.審査結果

障害基礎年金2級が決定しました。大変残念なことに、Aさんは受給決定と前後してお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。