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障害年金決定者からお手紙を頂戴しました2022/9

障害年金の受給が決定されたお客様からお手紙を掲載しました。

お客様の手紙97 2022/9月

お客様の手紙97

 末期がんの宣言を受けた時、私の目の前は真っ暗でした。老いた母との生活と自由が利かなくなった私の身体。絶望しかなく、布団の中でどれくらい泣いたかわかりません。中途半端な介護状態の母、中途半端な障害状態の私。こんな私たちを救ってくれる福祉制度は何もない、自暴自棄になる寸前でした。入退院した頃は、抗がん剤治療を甘く見ており、「必ず職場復帰する。」と、意気込んでおりましたが、治療が続くにつれ、手足のしびれ、麻痺、疲労や貧血、自己コントロールできない排泄状態など、副作用がどんどんひどくなり、社会復帰できる身体ではない現実に苦しみました。就業相談に赴いても「あなたの状態で雇ってくれるところはありません。」と、言われ、途方に暮れました。その時「非常に難しいかもしれないけれど、障害年金の申請を考えてみては」と、アドバイスを受けました。
 しかし、年金機構のホームページを見ても申請の手続の猥雑さ等を考えると治療の合間をぬって行うとどれだけの時間と年月が必要か、半分以上あきらめていました。そんなときです。「富山情報」に先生のチラシが入っていたのです。
 一筋の光明がさしました。勇気を出して電話をしました。優しい先生の声。すぐに面会の日を決めていただきました。私のイメージでは、社会保険労務士の先生は切れ者で、カチカチで機械的な対応をされるんだろう、知識のない私はどう対応をすればいいのだろう・・・不安でいっぱいでした。恐る恐る事務所の扉を開いた今年の4月。柔和な先生が迎えてくださいました。30分の無料相談で帰るつもりだったのですが、先生は私の話をじっくりと聞いてくださり、時に自分のことのように涙され、気づいたら半日経過していました。先生の魅力に虜になり、年金手続の事務すべてをお願いすることに決めました。
 こってこての富山弁で、肝っ玉母さんのような先生なのですが(失礼をお許しください。)、いざ仕事となるとプロフェッショナル性が半端なく、迅速、正確、緻密。ご多忙にもかかわらず病院、年金機構、自宅等、何度も足を運んでくださり、何度もお電話いただき、どの書類も漏れがないかきちんと点検してくださり、時に弱気になる自分に喝もいれてくださり、短期間で年金申請の手続きが完了しました。
 当初は、3級を取得できればなんとか医療費だけは捻出できるだろうと思っていたのですが、お盆直前に「2級取得できたよ」と、お電話いただいた時にびっくりするやらうれしいやら。質素倹約を心がければ、医療費と食費はなんとかなる、安堵しました。
 先生のおかげで収入がなくなってもなんとか生活していける道が開けました。どれだけお礼申し上げても足りないくらいです。
 先生、助けていただき、ありがとうございました。お会いできてよかったです。

がんと前向きに闘う女子

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