Aさんの職場では、同僚が次々と辞めていき、Aさんに多くの仕事が回ってきました。そのため、毎日遅くまで残業が続き、ストレスや疲労がどんどんたまっていきました。このままでは体を壊してしまうと思い、会社に相談をして、配置を変えてもらいました。しかし、新しい職場は家から遠く、車通勤で片道1時間以上かかりました。さらにひどい疲れやだるさを感じるようになりましたが、自分では、新しい職場での人間関係や、長時間運転するからだと思っていました。そのうち、ふらつくようになり、夜も眠れなくなりました。出勤前になると、胸がぎゅっと締め付けられるように感じました。今までできていた仕事を忘れたり、ミスが増えたり、新しい仕事も覚えられなくなりました。
Aさんはこころの病気ではないかと思い、B病院の精神科を受診し、適応障害と診断されました。医師からすぐに休職するように言われ、有給を使って休みました。生活のために復職しますが、疲労感や倦怠感がひどく、また休職しました。その後復職しますが、症状はさらに悪化して、集中力がなくなりミスが増えたことで、職場での人間関係も悪くなり、退職しました。
B病院で処方された薬を飲み続けていましたが、症状は変わりません。「もしかしたら何か違う病気なのかもしれない」と、自分の症状をインターネットで調べて、慢性疲労症候群かもしれないと思いました。詳しい医師のいるC病院を受診し、慢性疲労症候群と診断されました。
Aさんは、朝起きたときからひどい疲労を感じ、布団から起き上がれません。ようやく起き上がって活動しても、すぐに疲れてしまいます。夜はなかなか寝つけず、疲れが取れません。常に身体が痛く、一日中苦しんでいます。気分がずっと落ち込んでいて、お金の不安や家族のことを考えると死にたくなります。Aさんは、何かもらえるものがないか調べて、障害年金を知りました。そして、富山障害年金相談センターのホームページを見つけ、ご相談をいただきました。
Aさんは体全体がだるく、頭痛やふらつきがひどく、家でずっと横になっています。外出はほとんどできず、通院するのも大変です。働くことが難しく、日々の生活を送るためには、ご家族様のサポートが必要です。
障害年金は、初診日に加入していた年金制度によってもらえる障害年金の種類が違います。そのため、初診日がいつになるかによって障害基礎年金2級、または障害厚生年金2級相当と考えました。
まず、Aさんとご家族様から、症状が出始めたときのことや、日常生活の様子を丁寧に聞き取りしました。
当センターでは、B病院に受診状況等証明書の作成をお願いしました。そして、現在も通院しているC病院の主治医に、Aさんの詳しい状況をお伝えして診断書の作成をお願いしました。初診日の特定はとても難しく、当センターではB病院を初診日とした申立書を作成しました。
最後に、必要な書類を揃えて提出しました。
B病院が初診日として認められ、障害厚生年金2級の支給が決定しました。Aさんは働けないことをご家族様に対して申し訳なく思っていたので、受給が決定して大変喜んでおられました。
慢性疲労症候群は、障害年金の認定が難しい病気の一つと言われています。
Aさんのように、慢性疲労症候群と診断される前に、他の病院を受診していると、初診日がいつなのか悩むことがあります。当センターでは、障害年金の専門家が、どこの病院へ行ったのかを丁寧にお聞きして、サポートします。初診日がわからなくて悩んでいる方は、是非一度ご相談ください。
当センターでは、初回のみ30分間の無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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