Aさんは子供の頃から、緊張しやすく、人前で話すことや目立つことが苦手でした。学校を卒業するまで友達は一人しかできず、それ以外の人を避けてきました。
学校を卒業後は、物を作る仕事に就きました。しかし、作業の手順にこだわったり、一つの作業に集中しすぎたりして、他の人よりも仕事が遅れてしまいました。また、一人で集中して仕事をしたいのに、職場の人たちにせかされたり、世間話に付き合わされたりすることが、大きなストレスになりました。ある時、仕事で、大勢の人の前で発表することになりました。発表中に汗が止まらず、頭の中が混乱して息ができなくなりました。
他人に対する恐怖が大きくなり、このままではいけないと思い、家族が付き添って、B病院を受診しました。うつ病、アスペルガー症候群と診断され、薬を飲み始めました。しかし、薬を飲んでも職場ではうまくコミュニケーションがとれませんでした。一生懸命に頑張り続けましたが、ついにストレスが限界に達して、自宅で物を投げて大泣きしてしまいました。これ以上働くことはできないと思い、退職しました。
現在は自宅では、ぼーっと一日を過ごしています。家族が声をかけないと、何もできません。その一方で、物を決まった場所に置いたり、同じパジャマを洗濯せずに一週間ずっと着続けたりする、強いこだわりがあります。仕事をしていた時の嫌な経験がトラウマになり、働くことができません。Aさんもご家族様も、とても辛い日々を送っています。
将来の不安から障害年金を考え、スマートフォンで「障害年金、富山市」と検索をして、富山障害年金相談センターのホームページをご覧になり、ご相談をいただきました。
自分の身の回りのことができないこと、働くことができないことから、障害厚生年金2級相当と考えました。
当センターでは、Aさんとご家族様から、生まれた時から現在までのAさんの様子を丁寧にお聞きしました。
そして、現在も通院しているB病院の主治医に、Aさんの詳しい状況をお伝えして診断書の作成をお願いしました。
※Aさんは、初診からずっと同じ病院に通っておられるため、診断書に書かれている日付から、初診日を証明できました。
最後に、必要な書類を揃えて提出しました。
障害厚生年金2級の支給が決定しました。Aさんもご家族様もお金の不安を抱えておられたので、受給が決定して大変安心されたご様子でした。
アスペルガー症候群は発達障害の一種です。Aさんのように、大人になってから仕事や対人関係で悩み、精神科を受診して、初めて「発達障害」があったことに気付くという方もおられます。
発達障害で障害年金を申請する場合は、病歴・就労状況等申立書という書類に、出生時から現在までの状況を書く必要があります。長い間の出来事を、どのように書いたらいいのかわからなくて、お困りになる方も多いです。当センターでは、お客様から丁寧にお話を伺い、病歴・就労状況等申立書の作成をサポートさせていただきます。
大人になってから発達障害で申請をお考えの方、自分での病歴・就労状況等申立書を書いてみようと思ったけれど、難しいとお悩みの方は、是非専門家にご相談ください。
当センターでは、20~64歳の方を対象に、初回のみ30分間の無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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