Aさんは、妊娠が分かってからほどなく、急に足がむくんでパンパンにはれあがりました。通院している産婦人科医院が休みだったので、急いでB総合病院へ行き検査をしました。検査の結果は悪く、さらに大きなC病院を紹介されました。C病院では妊娠糖尿病と診断され、インスリン治療や食事療法をしました。
C病院で治療中のある日、Aさんは左目が見えにくく感じました。近所の眼科では、糖尿病のため血管新生緑内障を発症していると診断され、すぐに大きなD病院を紹介されました。D病院ではすぐに緊急手術が必要と判断されました。入院して緑内障の手術を受け、その後も何度も手術や色々な治療をしましたが、糖尿病の影響で低下した左目の視力は戻りませんでした。右目も緑内障を発症し、治療しましたが視力は落ちたままでした。増殖糖尿病網膜症のため、右目は矯正しても0.1しかなく、左目の視力はありません。
Aさんは、C病院でも糖尿病の治療を続けましたが、症状が悪化し、とうとう透析をすることになりました。
現在Aさんは、自宅近くの通院しやすいE病院へ転院して週2回の透析をしています。いつも強いだるさと疲労感があって横になっていることが多いです。大人になってからの視力障害のため一人で歩くことも怖く、透析のための週2回の通院は家族が送迎しています。
D病院では、病気の進行を抑えるために注射治療をしていますが、治療費が高く生活を圧迫しています。
少しでも治療費の足しにならないかと、チラシで富山障害年金相談センターのことを知ったご家族様から、申請のサポートをお願いできないかと、ご連絡をいただきました。
Aさんの視力障害は障害年金3級相当、透析は2級相当なので、Aさんの場合、この2つを合わせて請求することができます。富山障害年金相談センターでは2つを合わせて(併合)障害基礎年金1級相当と考えました。
当センターではAさんから発病してから今までの詳しいお話を伺い、視力障害と透析の2つを申請することにしました。
糖尿病の初診はB総合病院ですが、申請のためには妊娠がわかった産婦人科の証明書も必要になります。そこで当センターでは産婦人科医院とB総合病院で受診状況等証明書を作成してもらいました。
そして、透析の診断書はE病院で、糖尿病性網膜症の診断書はD病院で作成してもらいました。
最後に、それぞれの診断書と病歴就労状況申立書の整合性を整えて、必要な書類を揃えて提出しました。
障害基礎年金1級の支給が決定しました。Aさんとご家族様は1級の受給が決まり大変喜んでおられました。Aさんは毎月高額の治療費がかかるため、今後の治療費の助けになり嬉しいです、治療を頑張りますと前向きなご様子でした。
Aさんは、糖尿病による透析と、視力障害の2つの障害で障害年金を申請しました。それぞれの障害だけでは1級の基準を満たしませんが、今回は2つの障害を合わせて申請することで、2つの症状を合わせて認定(併合認定)され、障害基礎年金1級の受給となりました。
Aさんの事例からもわかるように、複数の障害で申請する場合はそれぞれの障害の診断書、初診の証明など、準備する書類の量が増え、内容も難しくなります。また併合認定ができるかの条件も複雑なため、プロのサポートを受けられることをお勧めします。合併症など複数の障害で生活に苦労していて、障害年金の申請を考えておられる方は、ぜひ一度当センターまでご相談ください。
当センターでは、初回のみ30分間の無料相談を受け付けております。詳しくは下記リンクより、無料相談の案内をご覧ください。
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