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１．全身性エリテマトーデス（SLE）とは

全身性エリテマトーデスは、免疫細胞が自分の細胞を攻撃することで起きる自己免疫疾患の一つです。

自分のDNAに対して免疫細胞が攻撃を加える病気のため、全身の細胞が攻撃を受けることになります。

また、免疫細胞と攻撃を受けた自分の細胞が合体した免疫複合体が、全身の組織にくっつく(沈着する）ことで炎症が起こります。

２．全身性エリテマトーデス（SLE）の症状

（１）全身症状

常に体中の細胞が攻撃を受けているので、慢性的なだるさや疲れやすさ、熱っぽさを感じることがあります。

（２）皮膚・粘膜症状

鼻の横の部分に赤い蝶のような模様が出来るのが特徴とされており、特に日差しを浴びると悪化します。

それ以外にも顔や頭、耳など頻繁に日差しを浴びやすい所にも赤みを帯びた日焼けのようなものができやすいと言われています。

（３）筋・関節症状

節々が痛む、筋肉痛のような痛みが出る、症状がよく見られます。

（４）内臓

腎臓に免疫複合体が沈着することで、腎臓に炎症が起こることがしばしばあります。この腎臓の炎症は放置しておくと進行し、腎不全などを起こすことがあるので早期発見・早期治療が大切です。それ以外の臓器でも、炎症が起こることで症状が起こることがあります。

３．全身性エリテマトーデス（SLE）の原因

遺伝的要素も一部あり、かつ何らかの外的な要因（紫外線、ホルモンバランス、医薬品、病気など）が関係して起こると考えられています。

４．全身性エリテマトーデス（SLE）による受給事例

当センターでは、全身性エリテマトーデスによる障害年金の申請をサポートさせていただいた実績があります。受給の決まった事例の一部を、詳解しています。

全身性エリテマトーデスによる受給事例